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潮時の知識 〜「潮」を理解し釣果を伸ばそう〜
タックルやテクニックなど人為的なもの以外に、釣果に大きく影響する要素として「潮」があります。
ここでは、シーバスに限らず、釣りをするうえで非常に重要な「潮時」、「潮回り」について説明します。

まず、最初に「潮時」とは一体何なのでしょうか?
潮時」とは、海の潮の満ち引きで起きる潮位(海面の高さ)の変化の時間のことです。
下図の潮時表の中では青い波線ラインがこの潮時にあたります。

次に「潮回り」についてですが、これは月の引力により、15日間を周期とする潮の変化を指します。
潮回りには大潮、中潮、小潮、長潮、若潮があり、小潮、中潮、大潮の順で大きな潮位差がみられます。


 【大潮】 最も干満の差が大きい状態。新月、満月の前後日に見られる。
 【中潮】 満潮と干潮の差が中ぐらいの潮。大潮と小潮の間の状態。
 【小潮】 潮の干満の差が最も小さい状態。上弦、または下弦の月の頃に起こる。
 【長潮】 満潮と干潮との差が最も少ない時の潮。小潮の末期で潮が全く動かない状態。
 【若潮】 小潮から大潮に向かって、干満の差が次第に大きくなる時期の潮。潮の周期の入れ替わり。


例えば、1/1(小潮)と1/7(大潮)の青い波線グラフを比べてみると、明らかに波線の大きさの違いが分かるはずです。波線の上底は満潮時、下底は干潮時ですから1/7(大潮)の方が断然、潮位差の違いがハッキリしていると言えます。
さて、ここからが大切です。
一般的に魚は潮の流れが見られる(水が動く時間帯)時に食いが上がり、釣果が伸びると言われています。※

 ※潮が動き出すと海水の酸素量が増え、エサが舞い上がることから魚の活性がUPする。

従って潮回りは潮が大きく動く大潮、もしくは中潮あたりが好ましいと言えるでしょう。且つ、その中でも良い潮時は干潮が終わり潮が動き出す時間、または満潮前後の2〜3時間がベストだと思います。 (朝・夕まずめに合致していれば言うことなし!!)

最後に、釣りに出かける際は、前もって潮時表(釣具屋等で200円程度で売ってます)に目を通しましょう。
当然、潮の状態だけで確実に釣れるということはありませんが、なるべく好条件であることが、釣果UPに繋がるはずです。
   
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